ロストワックス技術紹介
当社独自の特徴
JUKI会津は、工業用ミシンの世界トップメーカー「JUKI」の関連会社として1973年に設立されました。以来ロストワックスメーカーとして精密鋳造技術の研鑽とノウハウの蓄積により、複雑で精巧な形状が要求されるミシン部品などの小物から、電気通信機器部品、航空機部品やプラント機器部品の大物まで生産し、高い評価と信頼を得てまいりました。
1.耐熱合金、チタン合金、コバルト合金などの高級材質の製品が製作可能です。
真空溶解炉による真空鋳造にて対応します。
真空溶解炉による真空鋳造にて対応します。
2.航空機、原子力及び人工骨等品質レベルの高い製品が製作できます。
3.少量多品種生産から数量の多い量産品まで生産対応可能です。
4.ラピッドプロトタイピングによる試作が可能です。
[金型不要!1品から可能]
5.数gから数10Kgの製品まで製作可能です。
6.用途に応じて海外生産も可能なため、高いコストパフォーマンスがあります。
7.金型が自社製作のため短納期対応も可能です。
3D-CAD/CAMで対応しています。
8.加工、塗装等完成品での納入が可能です。
加工完成化を積極的に提案しています。
9.ISO9001:2000も取得しており、品質管理も充実し製品の信頼性があります。
ロストワックス設計のポイント
新しくロストワックス鋳造品を採用される場合、形状を機械加工またはその他工法に適したものから、ロストワックスに 適した形状に見直す事によって、コスト・品質面で大幅な改善が図れる事例が数多くあります。良い部品をより安くするために設計段階から、ご相談いただければ最適部品設計のお手伝いをいたします。
1.形状の設計
2.最小肉厚
全体的な最小肉厚は1.5mm、材質によっては1.2mmまで可能です。部分的には0.8mmまで可能です。
3.角部のR
内角R≧0.5mm 外角についてはショットブラスト等でR0.4以下のRになることがあります。
4.表面あらさ
Rmax 12~25S
5.文字の鋳出し
凹文字:一般向け、小さな文字可能(文字の大きさ2)
凸文字:意匠用などに適用します。
凹面に凸字:後加工を要する面などに適用します。
(注)文字品質の安定のための刻印側面には30°のテーパが付きます。
凸文字:意匠用などに適用します。
凹面に凸字:後加工を要する面などに適用します。
(注)文字品質の安定のための刻印側面には30°のテーパが付きます。
ロストワックス標準材質一覧表
ロストワックス寸法精度
寸法範囲
| 一般公差
| 特別公差
|
0 ~ 10未満
| ±0.15
| ±0.10
|
10 ~ 25未満
| ±0.25
| ±0.13
|
25 ~ 50未満
| ±0.40
| ±0.25
|
50 ~ 75未満
| ±0.50
| ±0.35
|
75 ~ 100未満
| ±0.70
| ±0.50
|
100以上
| ±1%
| ±0.5%
|
角度
| ±1°
| ±0.5°
|
【寸法公差】 (単位:mm)
長さ
| 一般公差
|
25以下
| 0.2
|
25を超え50以下
| 0.4
|
50を超え100以下
| 0.6
|
100を超え150以下
| 0.8
|
150を超え
| 長さ×0.5%
|
【平面度】 (単位:mm)